グルテンフリーってナニ?

●グルテンフリーとは?

グルテンフリーとは、グルテンが含まれる食品を食べないことをいいます。グルテンとは、グルテニンとグリアジンという小麦粉に含まれる2種類のたんぱく質が絡み合ってできたものです。

パンやうどん、ピザ、そしてラーメンなどは小麦粉からできているため、グルテンフリーを実践するなら食べられません。パンやうどんなどの主食も食べられないので、グルテンフリーを実践するとなるとなかなか辛いと感じるでしょう。

グルテンフリーとは、もとも小腸に炎症が起きてしまうセリアック病患者の食事として生まれた食事療法です。

美容や健康のためにグルテンフリーを実践する人が増えましたが、医学的にはグルテンフリーと体重減少の因果関係ははっきり解明されていません。ただ、グルテンフリーを実践した人はむくみがスッキリしたり、肌の調子がよくなったりしたそうです。

グルテンが原因で便秘や偏頭痛、生理痛がひどいなど、さまざまな症状が起こったと言われています。

さらに、グルテンは集中力が続かなかったり、やる気がでなかったりと精神面でも不調が現れます。

近年の研究結果でグルテンは、鬱やADHDなどにも影響を及ぼしているということがわかったのです。

グルテンが精神面に影響を及ぼす原因は「グリアドフィン」という、グルテンに含まれる物質が原因といわれています。

  • 健康のためには、どのような食生活が理想?

健康のためには、規則正しい食生活を送ることが理想です。規則正しい食生活とは、栄養バランスの整った食事を1日3食、決まった時間に適量食べることが理想とされています。

栄養バランスの整った食事といわれても、実際どのような食事を指すかわかりませんよね。

そこで、おすすめするのが「食事バランスガイド」です。

食事バランスガイドとは、健康のために理想的な食事バランスを主菜、副菜など5つの料理グループにわけて、わかりやすく紹介しているものを指します。食材でなく、料理で紹介しているのでわかりやすいことが食事バランスガイドの特徴の1つ。

また、1日に何をどれだけ食べればよいのか「1つ」「2つ」という独自の単位を使って紹介しています。

1品ずつカロリー計算をする手間もないため、誰でも簡単に理想的な食事バランスを知ることができるのもメリットです。

主食や副菜など、5つの料理グループごとにそれぞれ「1つ」の目安となる量があります。

まずは、5つの料理グループとはどのようなグループか、下記にまとめたので紹介しましょう。

主食:ごはんやパン、麺類など体のエネルギー源になるもの。1日にとる量は5~7つ。

コンビニおにぎり1個や食パン1枚が1つ、ごはん普通盛りが1.5つ、麺類やパスタ類は1人前で2つくらい

主菜:肉や魚、大豆製品、卵などたんぱく質を多く含み筋肉や血液をつくるもの。1日にとる量は3~5つ。

納豆や目玉焼きが1つ、焼き魚や魚のフライが2つ、ハンバーグや鶏のから揚げが3つくらい

副菜:野菜や海藻、きのこ類、こんにゃくなどビタミンやミネラル、食物繊維を多く含み体の調子を整えるもの。1日にとる量は3~5つ。

具沢山みそ汁や野菜サラダ、ひじきの煮物が1つ、野菜炒めや野菜の煮物が2つ

牛乳・乳製品:牛乳やヨーグルト、チーズなどカルシウムを多く含み、骨や歯を丈夫にするもの。1日にとる量は2つ

スライスチーズ1枚やヨーグルト1個が1つ、牛乳瓶1本(200ml)が2つ

果物:りんごやバナナなどビタミンや食物繊維を多く含み、エネルギーを作り出し健康を維持するもの。1日にとる量は2つ

みかんやバナナぐらいの大きさが1つ、りんごやぶどうぐらいの大きさが2つ

「1つ」「2つ」という単位で、ざっくり計算できるのでわかりやすいですね。

次は、女性が1日にとる量を食事例で紹介します。

<朝食>

・食パン2枚
・目玉焼き
・野菜サラダ
・牛乳
・ヨーグルト
・バナナ

<昼食>
・きのこパスタ
・卵スープ

<夕食>
・ご飯(普通盛り)
・鶏のからあげ
・野菜炒め
・豆腐とわかめのみそ汁
・りんご1/2個

上記の食事例を1日にとる量の目安として参考にし、栄養バランスの整った食事を食べましょう。
また、食事はお腹いっぱいに食べるのではなく、腹八分目で抑えておくのが望ましいといわれています。

間食は1日200kcal前後を目安にするとよいでしょう。糖質や脂質を多く含むものより、干イモやナッツなどを選ぶことがおすすめです。

健康的な食生活には栄養バランスの整った食事の他に、適度な運動や休息を取り入れることも大切といえるでしょう。

野菜や肉だけなど、偏った食生活は体調不良の原因にもなります。

食事バランスガイドを参考にして、栄養バランスの整った食事を1日3食、決まった時間に適量食べて健康的な生活を送りましょう。

  • まとめ

健康や美容のために、動物性食品をいっさい口にしないビーガンや、小麦粉を含む食品を食べないグルテンフリーを実践する人が増えています。

健康や美容のためにはいいですが最も理想の食生活とは、健康のために規則正しい食生活を送ることです。

食事バランスガイドを参考にして、栄養バランスの整った食事を1日3食、決まった時間に適量食べて健康的な生活を送りましょう。 ぜひ、規則正しい食生活を心がけて健康的な生活を送ってくださいね。