今、話題の”16時間断食”ってナニ？

ダイエットはしたいけど、いつも途中で挫折してしまうという人も多いのではないでしょうか。やはり食べたというストレスに負けてしまうのが一番の挫折原因と言われています。そこで食べたいけどダイエットしたい人におすすめの16時間ダイエットをご紹介しましょう。

・16時間ダイエットの方法

16時間ダイエットとはネーミングどおり、最後に食べ物を口にしてから16時間断食をするというダイエット法です。

1日24時間なので16時間何も食べず、8時間は食べたいものを食べてOKというわけ。つまり8時間の間は自由に飲食できるので、食べられないストレスも減少し挫折もしにくくなります。

「8時間は自由に飲食OK！16時間は絶対食べてはいけない！」

この2つだけを守ることができれば、しっかりとダイエット効果が期待できます。食いしん坊にとってはなんとも魅力的なダイエット法ではないでしょうか。

・16時間ダイエットとオートファジーの関係

私たちが最後に食べ物を口にしてから10時間過ぎると肝臓内の糖がなくなり脂肪が分解されだします。そして16時間を過ぎる頃にはオートファジーという体内システムが発動され、脂肪燃焼はより加速。それと同時にさまざまな素晴しい効果を得ることができるのです。

2016年、東京工業大学栄誉教授・大隅氏によるオートファジーの研究がノーベル医学生理学賞を受賞。このオートファジーとは古くなった細胞を急速に再生し、壊れた細胞を排出するという素晴らしい体内システムですが飢餓状態になったときしか発動しません。

16時間ダイエットはこのオートファジーの発動を上手に利用したダイエット法で、無理なく健康的に減量効果を得ることができるのです。

◆16時間ダイエットの効果

16時間断食をすることで飢餓状態になった体は、細胞の生まれ変わりが通常では考えられないほどのスピードで行われるオートファジーというシステムが発動。それによって脂肪燃焼量、代謝量がグーンと高まり驚きのダイエットを実感することができます。

その上、現代病の大きな原因とも言える内臓脂肪の減少効果も。また16時間断食することで内臓は休憩することができ、その間にオートファジーによって細胞のメンテナンスまで行われるので減量＋健康＋美容＋エイジングと、すべてに多大なメリットを得ることができるのです。

◆その他ダイエットとの比較

・置き換えダイエットとの比較

食事や間食を低カロリーの食品に置き換え、トータルで摂取カロリーを減少させるダイエットですが、これは単に食べ物を減らすだけのこと。

体は摂取される栄養が少ないことから溜め込む体質へと変化し、一時的に体重減少効果が得られても、結局太りやすい体質をつくってしまい、普通の食生活に戻せば即リバウンド。そのままダイエットを続ければ、栄養不足により抜け毛や重大な病気などにも繋がります。

その点、16時間ダイエットは脂肪燃焼や代謝が自然と高まるので、逆に太りにくい体質をつくりながら減量効果を発揮します。習慣的にこの食生活リズムを取り入れてしまえばリバウンドもなく、逆に健康や美容にも大きなメリットを得ることができるのです。

・過度な運動によるダイエットとの比較

過度に運動量を増やし脂肪燃焼を狙ったダイエット法もあります。しかし過度な運動は時間を非常に必要とし、体への負担が大き過ぎることから体を傷めてしまう結果に。

それに比べ16時間ダイエットなら、筋肉を落とさないために適度な運動をするだけで、無理なく脂肪燃焼や代謝アップを実現。体に負担を課すことなく逆に内臓などをしっかり休息させ、メンテナンスしながらダイエットができるのです。

◆まとめ

16時間ダイエット法の魅力は体に負担をかけることなく、逆に体をメンテナンスしながらしっかりとダイエットできるという点です。

この食生活リズムを身につけると細胞レベルからの徹底した現代病の予防やエイジングなども実現できるので、現代人にとって是非おすすめしたいダイエット法と言えます。